いかみかんのスノボ日記

44歳からスノボを始めました。ロッカー大事だったけどスタッドレス履くことになりまして。

スノボの最初の壁

2019年1月、47歳。スノボを始めて4シーズン目。
緩斜面の連続ターンがスムーズにできるようになったので、今はカービングターンに向けて、中斜面に挑戦中。

と、書くと順調にスノボができてる人みたいだけど、

谷側(コースの下の方)を向いて立ち上がることができないまま、今に至る。

でも特に支障はない。

たいていのスキー場には
スノボを装着するための
ちょっと腰掛けるコーナーがある。
そこが確保できれば問題ない。

確保できなかったり、腰掛けがなくても、
1.スノボを装着
2.仰向けからくるんと腹這いになり
3.山側(上流)を向いてつま先に力を入れて手で雪面を押して立つ
4.左に回旋し板をまっすぐにしてかかとターン
これで大丈夫。

スノボスクールの先生が
「背中を下に向けて滑り始めるのは初心者は怖いと思うけど、大丈夫ですか?」
とおっしゃった。
つまり、4.が、難しいと。確かに。
最初の頃は怖くて、ターンできずにそのまま(背中を下に向けて)ずりずりとスライドし下まで降りたこともあった。
怖ささえ克服すれば、意外にできるし、そのうち連続ターンするようになればいつかは通る道である。

この、スノボを装着して谷側(下流)向いて立ちあがる、のところで足踏みしている人はとても多いんじゃないかと思う。

あと、足が前に滑り、転んだ時の尋常ではない「尻の痛み」。
特に雪面がガリガリ君状態だった時の痛さ。

「立ちあがる」と並び、この「尾てい骨強打」も、スノボの最初の大きな壁に感じる。

両足が固定されているスノボならではの痛み。

スノボ1~2回したことある、ていう人の多くが
「お尻がシャレにならんほど痛かった記憶しかなく、2度と行くか!と思った」と話す。

私も、2回目くらいの時にアイスバーン状態のところで尾てい骨を強打し、
「!!!」
心が折れかけた。
プロテクター(通称ケツパッド)を教えてもらい、即買いに行った。

初心者はバインディングを片足つけたままリフトの乗り降りするのが怖いし、
斜面が怖いので、雪質のあまり良くない、コースの下の端っこの方で遠慮しながら悶々としがち。
ガリガリの雪は、スピードコントロールしにくく、
コースの端は斜面になっていることも多く、実はとても難しい。

よく「一緒に行ったヤツが上手いやつで、いきなりコースの上の方に連れていかれた」的な話を
男子から聴くのであるが、それは意地悪とかではなく、
コース上部のほうが、雪質がよく、板に雪がほどよく噛み、スピードがコントロールしやすかったり、
すいている&上手い人は避けてくれるので、実は初心者向きだったりする。
上級者用斜面でなく、初心者もいける緩斜面でなおかつ広い場所であれば、そのほうが練習には適していると思う。

1シーズン目は、
1.ブーツを履きスノボを装着
2.板を横にしたまま、ずりずりと滑る(背中を下に向けて)
3.方向転換がうまくいけば、板を横にしたまま、ずりずりと滑る

ここで終わった。

2シーズン目からは、ツアーバスに乗って奥美濃に遠征するようになった。そこで入ったワンポイントスクールで、
「立ち方なんて何でもいいんですよ!スノボは、遊びなんだから」
て言われて目からウロコが落ちた。